立ち去った女
立ち去った女 | |
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Ang Babaeng Humayo | |
監督 | ラヴ・ディアス |
脚本 | ラヴ・ディアス |
製作総指揮 | ロナルド・アーゲルズ |
出演者 | チャロ・サントス=コンチョ(英語版) |
撮影 | ラヴ・ディアス |
編集 | ラヴ・ディアス |
製作会社 | シネマ・ワン・オリジナルズ(英語版) Sine Olivia Pilipinas |
配給 | マジックアワー |
公開 | 2016年9月9日 (VIFF) 2016年9月28日 2017年10月14日 |
上映時間 | 228分[1] |
製作国 | フィリピン |
言語 | フィリピン語 |
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『立ち去った女』(たちさったおんな、Ang Babaeng Humayo)は、ラヴ・ディアス監督・脚本・撮影・編集による2016年のフィリピンのドラマ映画である。第73回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、最高賞である金獅子賞を獲得した[2][3]。ABS-CBNの社長兼CEOに就任して以降女優休業していたチャロ・サントス=コンチョ(英語版)の復帰作でもある。
プロット
ホラシア・ソモロストロ(チャロ・サントス=コンシオ)は、彼女が犯していない犯罪で投獄された後、1997年に釈放されました。 ソモロストロは娘と再会しましたが、夫が亡くなり息子が行方不明になっていることを知りました。 彼女は物事が変わらないままであることに気づきました-エリートの力と特権。 この信念は、ソモロストロが後に彼女の元金持ちの恋人、ロドリーゴ・トリニダード(マイケル・デ・メサ)が彼女を犯罪の枠に入れた人物であると知ったときに固められました。 彼女は、トリニダードが金持ちを狙った誘拐事件のために彼の友人のように彼の家の中にとどまることを余儀なくされていることを知ります。 支配階級にとって、誘拐は国の歴史の中で最も深刻な問題です。 ソモロストロは危機の中で彼女の復讐を企て始めます。
キャスト
- チャロ・サントス=コンチョ(英語版)
- ジョン・ロイド・クルーズ(英語版)
- マイケル・デ・メッサ(英語版)
製作
『立ち去った女』は監督のラヴ・ディアスが撮影と編集を兼任した。製作はサイン・オリヴィアとシネマ・ワン・オリジナルズ(英語版)が行い、後者の社長のロナルド・アーゲルズが製作総指揮を務めた[4]。上映時間は4時間を想定しており、2016年6月には既に編集作業に入っていた[5]。
ディアスは本作がレフ・トルストイの短編小説「God Sees the Truth, But Waits」に触発されていると述べている[4]。
公開
この映画は映画祭を狙って製作されたものではなかったが、ディアスは映画祭で上映するアイデアを抱いていた。2016年6月にはフィリピン国内外での上映が検討中であることが報じられた。また第42回メトロマニラ映画祭(英語版)での上映も検討されていた[5]。
2016年9月、第73回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映された。アジアの映画製作会社が単独で製作した映画としては今回唯一のコンペティション入りであった[4]。またディアスの映画が同映画祭で上映されるのは3度目であった[2]。
『立ち去った女』は2016年のシネマ・ワン・オリジナルズ映画祭(英語版)で上映された[6]。フィリピン国内での商業上映開始日は当初は2016年9月23日に設定され、第89回アカデミー賞外国語映画賞(英語版)フィリピン代表作の資格を得る予定であった。その後『ローサは密告された』がフィリピン代表作に決定すると9月28日に変更された[7]。
受賞
賞 | 授賞式 | 部門 | 対象 | 結果 | |
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ヴェネツィア国際映画祭 | 2016年9月10日 | 金獅子賞 | ラヴ・ディアス | 受賞 | [8] |
参考文献
- ^ Lodge, Guy (2016年9月9日). “Film Review: The Woman Who Left”. Variety. http://variety.com/2016/film/reviews/the-woman-who-left-review-1201855940/ 2017年4月15日閲覧。
- ^ a b Tartaglione, Nancy (2016年7月28日). “Venice Film Festival: Lido To Launch Pics From Ford, Gibson, Malick & More As Awards Season Starts To Buzz – Full List”. Deadline. 2016年7月28日閲覧。
- ^ “Venice film festival: Philippines drama wins top prize”. BBC News (2016年9月11日). 2016年9月11日閲覧。
- ^ a b c “Charo Santos' film comeback "Ang Babaeng Humayo" to be screened at the 2016 Venice Film Festival”. ABS-CBN Entertainment (ABS-CBN Corporation Communications). (2016年7月28日). http://entertainment.abs-cbn.com/TV/Updates/9872816-charo-santos-film-comeback-ang-babaeng-humayo-to-be-screened-at-the-2016-venice-film-festival 2016年7月28日閲覧。
- ^ a b San Diego, Bayani Jr. (2016年6月2日). “For the Lav of Charo”. Philippine Daily Inquirer. http://entertainment.inquirer.net/195576/for-the-lav-of-charo 2016年7月28日閲覧。
- ^ Villano, Alexa (2016年5月30日). “Charo Santos-Concio returns to acting in upcoming Lav Diaz film”. Rappler. http://www.rappler.com/entertainment/news/134735-charo-santos-lav-diaz-movie-ang-babaeng-humayo 2016年7月28日閲覧。
- ^ Sallan, Edwin (2016年9月19日). “‘Ang Babaeng Humayo’ moves playdate to September 28”. InterAksyon.com. http://www.malaya.com.ph/business-news/entertainment/%E2%80%98ang-babaeng-humayo%E2%80%99-hailed-toronto-filmfest 2016年9月20日閲覧。
- ^ “Venice film festival: Philippines drama wins top prize”. BBC News (2016年9月11日). 2016年9月11日閲覧。
外部リンク
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